新型エンジン〜SPCCIエンジン〜
今回は自動車業界の人間としてそれっぽい話
以前の記事
↓
で話した新型アクセラに搭載される(予定)のエンジン。
その名も
SKYACTIVE X
(スカイアクティブエックス)
どんなエンジンかと言うと
「ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの仕組みのいいとこ取り」
なエンジンです。
細かく説明するとガソリンエンジンやディーゼルエンジンの根本的な仕組み、点火型とか着火型とかの説明やそもそもSPCCIエンジンとはなんぞ?
という話まで広げなくてはいけないので、興味がある方は新型エンジン マツダ スカイアクティブXなどでググればいっぱい出てきます。
専門的な話は詳しい方に任せるとして、新型エンジンだと何が変わるの?
ってところなんですが。
・パワーが上がる
・トルクが上がる
・燃費が良くなる
と、まぁいいところ尽くめです。
燃費に関してはおそらくカタログ数値での燃費はハイブリッドとかの30km/ℓオーバーの数値は超えないとは思いますが、実燃費ではハイブリッドといい勝負するのでは?と期待してます。
今のハイブリッドのカタログ数値で35km/ℓ〜だとしても、今のところ他メーカーはJC08モード表記(のところが多い)なので実燃費は70%の25km/ℓくらい。
マツダの燃費表記はWLTCモードなので、同じくらいいけば実燃費でほぼ変わらない燃費になると思います。
※2018/10以降発売される新型車にはWLTCモード表記が義務化されます(全メーカー)マツダは先駆けて2017夏からWLTC表記
※JC08モードとは限定された走行条件でのみ測る測定方法で、実際に走ってる訳ではなく「走ってると同等の走行抵抗の負荷をかけて測る」測定方法なのです。
ちょっと前に話題になった◯産や◯菱の車はこの辺りが適正で無かった(という言い分)為に燃費偽装問題で大騒ぎしました。
またAT(オートマ)車に有利な測定方法の為にこの計測方法に特化したチューニングが可能な為、実際のカタログ燃費と実燃費の差が大きく乖離しているっていう問題があります。
WLTCモードの測定方法はJC08モードよりもより実走行(もしくは実際の車の使い方)に近い測定方法を用います。
燃費の数値も郊外モード・市街地モード・高速モード・総合値と細分化されており、実際の燃費に近い数値になります。
また燃費だけではもちろんなくパワーやトルクもアップしますので、エコカーにありがちな「燃費はいいけど山道が登らない」「アクセルを踏んでからの反応が悪い」「加速が悪いので高速走行で不満」などと言った問題も解決するエンジンとなっております(多分)
まぁあとは実際乗ってみないとどれだけ性能が良くなっているかはわからないので、詳しくは実車に乗れるようになるまで期待しておきます^^